Keycloak 4.0.0.Final

クライアント・スコープとOAuth 2スコープ・パラメーターのサポート

クライアント・テンプレートに代わるクライアント・スコープのサポートが追加されました。クライアント・スコープは、より柔軟なアプローチであり、OAuthの scope パラメーターに対してより良いサポートを提供します。

同意画面には、クライアント・スコープに関する変更があります。同意画面のリストは、プロトコル・マッパーとロールの代わりにクライアント・スコープにリンクされるようになりました。

詳細については、マニュアルおよび移行ガイドを参照してください。

OAuth 2 Certificate Bound Access Tokens

OAuth 2.0 Mutual TLS Client Authentication and Certificate Bound Access Tokensの仕様の部分実装が行われました。より正確には、Certificate Bound Access Tokenをサポートしました。コンフィデンシャル・クライアントが双方向SSLを使用できる場合、Keycloakはクライアント用に発行されたトークンにクライアント証明書のハッシュを追加できます。現在のところ、Keycloak自体だけで、トークンハッシュを検証します(例えば、 refresh token リクエストの間)。アダプターにもサポートを追加する予定です。Mutual TLSクライアント認証のサポートも追加する予定です。

tnorimatのコントリビューションに感謝します。

認可サービス

UMA 2.0

ユーザーがアカウント管理コンソールを介してユーザーアクセスを管理できるようにするなど、UMA 2.0が認可サービスでサポートされるようになりました。認可サービスには、他にも追加や改良があります。

クレームのプッシュ

パーミッションを評価するときに、クライアントが追加のクレームをプッシュし、ポリシーで使用されるようにすることが可能になりました。

リソース属性

パーミッションを評価するときに、リソースの属性を定義して、ポリシーで使用されるようにすることが可能になりました。

テーマとテーマのリソース

通常のプロバイダー配備で、テーマをKeycloakにホットデプロイできるようになりました。テーマリソースのサポートも追加しました。テーマを作成せずにテンプレートとリソースを追加することができます。これは、認証フローに追加されるページを必要とするカスタム・オーセンティケーターにとって便利です。

特定のクライアントのテーマを無効にするサポートも追加しました。それがニーズに合っていない場合は、カスタムロジックを実装してテーマを選択できる新しいテーマセレクターSPIもあります。

Instagramアイデンティティー・プロバイダー

Instagramでログインするためのサポートが追加されました。 hguerrero からのコントリビュートに感謝します。

管理コンソールでのユーザーIDによる検索

管理コンソールでIDを使用してユーザーを検索するには、以前はURLを編集する必要がありましたが、ユーザー検索フィールドで直接検索することが可能になりました。

アダプター

Sprint Boot 2

Spring Boot 2をサポートしました。

Fuse 7

Fuse 7をサポートしました。

JavaScript - ネイティブPromiseのサポート

JavaScriptアダプターは、ネイティブのPromiseをサポートするようになりました。古いスタイルのPromiseも、今までどおりサポートしています。どちらも区別せずに使用できます。

JavaScript - Cordovaオプション

JavaScriptアダプターのログインやその他のメソッドにCordova固有のオプションを渡すことができるようになりました。 loorent からのコントリビュートに感謝します。